アクセサリー撮影にチャレンジ!地味だけど重要なテクニック

今回はアクセサリー類の撮影テクニックを紹介します。アクセサリーは金属素材のものが多く、撮影が難しく感じてしまうこともありますが、ポイントを抑えればきれいに撮影することができます。

 

目次

1.撮影の前に気を付けること
2.アクセサリーの形をきれいに整えるには?
3.カメラや自分が写ってしまう・・・そんな時は
4.光の当て方によって印象が変わります
5.まとめ

1.撮影の前に気を付けること

シルバーなどの鏡面素材は指紋がついたり、傷がつきやすく、画像を拡大してみたとき、思った以上に汚れが目立ってしまいます。商品の取り扱いには十分注意しましょう。もし素手で直接触ってしまった場合は、シルバークロスや柔らかい布で指紋を落とせば大丈夫です。さrに白手袋などを着用することで指紋の付着を防ぐことができます。

 

手袋をつけずに撮影した写真
手袋をつけて撮影した写真
商品撮影
商品撮影

 

2.アクセサリーの形をきれいに整えるには?

アクセサリーの形を作るのは撮影に際、最大の肝といっても過言ではありません。いかに形を整えるかで商品の印象が変わってしまいます。だけれども以外にセッティングが難しいのがアクセサリー。地味ですが使えるテクニックを商品別に紹介します。

 

■ネックレス

ネックレスのチェーンを左右対称に整えるとき、手で直接整えると反対側に引っ張られたりしてしまい難しく感じてしまうことがあります。そんな時にオススメなのがテープ。テープで貼り付けて固定するのではなく、大事なのは芯の部分。チェーンに触らずともテープの芯をチェーンの内側に置き、添わせながら動かすときれいに仕上がりやすくなります。このとき、アクセサリー部分を軽く手で抑えながらチェーン部分を整えると中心がずれずに仕上げることができます。

形を整えずに掲載
形を整える途中
形を整えて掲載
商品撮影
商品撮影
商品撮影

■指輪

指輪は自立するのが困難なアイテム。だけれども絶たせるのは意外に簡単です。両面テープをリングの幅にカットし、その上に乗せるだけです。このとき、テープがはみ出さないように注意しましょう。トップ部分が重く両面テープでは固定しにくい場合、グルーガンという道具を用いて熱で樹脂を溶かしてリングを接着し固定することもありますが、商品を傷つけないように気を付けてください。

リングを寝かせたときの状態
両面テープでリングを固定
リングを立たせた状態
商品撮影
商品撮影
商品撮影

■ピアス

ピアスはキャッチタイプの使用イメージがつきやすいもの、チェーンタイプのイメージがしにくいものがあります。キャッチタイプはコロコロと動きやすいので、パーツの向きに気を付けてなるべく平行に並べて撮影しましょう。他にもピアス専用のスタンドやグラスなどを使うことでキャッチ部分の形を整える手間が省け撮影もしやすく、使用も分かりやすくなります。

 

パーツをそれぞれ平行に並べた平置き写真
グラスに引っ掛けた写真の状態
商品撮影
商品撮影

3.カメラや自分が写ってしまう・・・・そんな時は

シルバーなどの撮影した画像を拡大してみると自分が映り込んでいる・・・・なんてことありますよね。鏡面素材はどうしてもカメラや自分自身、周りのセットなどが写り込んでしまいます。どうしたら自分が写り込まないで撮れるのだろう?と悩まれるかもしれませんが、答えは簡単。自分が写り込まない角度を見つけて撮影すればいいのです。そのため、商品を正面から撮影はできませんが、斜めにしたり少し工夫をすることで自分の写り込みを避けることができます。

真正面から撮影した写真
少し斜めから撮影した場合
商品撮影
商品撮影

4.光の当て方によって印象が変わります

アクセサリー撮影に限らず、光の当て方によって商品の印象は著しく変わります。自分の商品がどんな光の当て方がベストなのか考えてみましょう。

ピンスポットで光を直接当てた場合
ディフューザーとレフ版を利用した場合
商品撮影
商品撮影
商品撮影
商品撮影

5.まとめ

今回はアクセサリーをきれいに撮影するテクニックをご紹介しました。配置や光の加減が少し変わるだけでも印象が変わってしまうのがアクセサリー撮影。難しい撮影かもしれませんが、たくさんトライするほど自分の好きな撮影方法が見えてきます。

 

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